群馬県みどり市の格安戸建を検討した。この価格帯では多少の難点は前提として受け入れる必要があるが、重要なのはその難点が価格に見合っているかどうかである。
今回注目したのは敷地付近の送電線。送電線がある物件は敬遠されがちだが、場合によっては補償金が出ることもあり、一概に悪いとは言えない。
そこで地役権および補償の有無を確認したところ、どちらもなしという回答だった。
この時点で評価は大きく変わる。送電線があることで景観や心理的な抵抗、将来的な売却難などのデメリットは残る。一方で補償があれば収益面で補える可能性がある。
しかし補償がない場合はデメリットのみが残る構造になる。
つまりこの物件は「安いから許容できるリスク」ではなく、「価格に対して割に合わないリスク」に変わる。
不動産投資では、リスクを取ること自体は問題ではないが、そのリスクが価格に反映されているかが重要になる。
今回のケースではそこが噛み合っていなかったため見送りとした。
送電線物件は一見すると単純だが、補償の有無で評価が逆転する。今回の検討でその重要性を再確認した。

